σκορπιός

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σκορπιός(スコルピオース・スコルピオス)は「さそり、蠍、さそり座、蠍座、フサカサゴ属の魚」という意味の男性名詞です。先頭大文字で星座名を表します。

目次

σκορπιός(スコルピオース・スコルピオス)- 語源・由来

インド・ヨーロッパ祖語で「切る」を表す単語が語源。

  • 印欧祖語:切る
    • 古代ギリシャ語:σκορπίος|サソリ、さそり座など
    • ギリシャ語:σκορπιός|サソリ、フサカサゴ属(の魚)
      • ギリシャ語:Σκορπιός|さそり座
    • ラテン語:scorpio|サソリ
    • 英語:scorpion|サソリ

「フサカサゴ属」は、トゲトゲのひれや毒を持つことから「スコーピオンフィッシュ」と呼ばれる「カサゴ目」に属します。

さそり座

英雄オリオン(オリオン座)とサソリの物語に由来します。

オリオンとサソリにまつわるお話は複数ありますが、いずれにしてもサソリはオリオンの天敵です。さそり座が東から空に昇ると、オリオン座は西の地に逃げるように沈んでいきます。

猛毒サソリの毒

神話では、オリオンの傲慢な言動に怒った神が猛毒のサソリを差し向けた、と語られています。見事オリオンをしとめたサソリは功績を讃えられ、星座になったそうです。

サソリを差し向けた神、については複数の説があります。女王「ヘラ」や大地の女神「ガイア」、オリオンの恋人「アルテミス」の母である女神「レト」などなど。

恋人アルテミスの矢

オリオンとサソリに関する別のお話もあります。

オリオンの恋人「アルテミス」の兄「アポロン」は、二人の結婚に反対していました。アポロンはオリオンにサソリを差し向け、それに驚いたオリオンは海に落っこちてしまいます。

遠く離れたところにいるアポロンとアルテミスからは、海に落ちたオリオンは小さな光にしか見えません。そこでアポロンは、弓の名手でもあるアルテミスに「いくら君でもあんなに離れた光を射ることはできまい?」と挑発。アルテミスは挑発に乗り、その光を、つまり恋人オリオンを殺めてしまいました、というお話です。

こちらの話だと、サソリは単にオリオンをびっくりさせただけですね。

α星アンタレス

さそり座のα星「アンタレス」はとても明るい恒星(一等星)です。

アンタレスの名前は「アンチ」の語源であるαντί と「火星」とがあわさったギリシャ語からきています。

アンチは、古代ギリシャ語や派生先の英語では「反対」や「対抗」の意味が主ですが、現代ギリシャ語では「…のかわり」の意味で用いられます。

  • ギリシャ語:αντί + Άρης|アンチ + 火星
    • ギリシャ語:Αντάρης|アンタレス
      • ラテン語・英語:Antares|アンタレス

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主な意味

  1. さそり、蠍
  2. さそり座、蠍座(星座名)
  3. さそり座、蠍座、天蝎宮(黄道十二宮)
  4. フサカサゴ属の魚

読み方

  • スコルピオース・スコルピオス|σκορπιός

ラテン文字(ローマ字)表記

  • skorpios

英語訳

  1. scorpion
  2. Scorpio
  3. Scorpio
  4. Scorpaena

語形変化

星座名として用いる場合、先頭は大文字で、複数形はなしです(固有名詞のため)。

単数複数
主格σκορπιός
スコルピオース・スコルピオス
σκορπιοί
スコルピー・スコルピ
属格σκορπιούσκορπιών
対格σκορπιόσκορπιούς
呼格σκορπιέσκορπιοί
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