Καρκίνος

Καρκίνος(カルキーノス)は「かに座、蟹座」という意味の男性名詞です。

Καρκίνος - 語源・由来・派生

英雄ヘラクレス(ヘルクレス座)12の冒険の2番目に登場する、怪物ヒュドラー(うみへび座)のお友達の「化け蟹」に由来。

  • 古代ギリシャ語καρκίνοςカニ・蟹、かに座
    • ギリシャ語Καρκίνοςかに座
    • ギリシャ語καβούριカニ・蟹
    • ギリシャ語κάβουραςカニ・蟹

神話では、猛毒を吐き不死の生命力をもつヒュドラーを退治するヘラクレスの勇姿が語られていて、化け蟹はその戦いの途中に登場します。

ヒュドラーの負けが見えてきたころ、ヘラクレスを嫌う女王ヘラ(主神ゼウスの妻)は化け蟹を戦いに加勢させました。でも、勇敢に立ち向かった蟹はヘラクレスにあっけなくつぶされてしまい、女王ヘラはこのかわいそうな蟹を星座にしてあげました、というお話。

ヘラとヘラクレスと天の川

ヘラやヘラクレスに関連して、ギリシャ神話の「天の川」のお話を少しご紹介します。

英雄「ヘラクレス」は、主神「ゼウス」の息子です。ゼウスの本妻的な立場である女王「ヘラ」は、夫と他の女性との子であるヘラクレスを憎んでいました。

ヘラの母乳には不死の力がありました。ゼウスは息子のヘラクレスに不死の力を与えるため、ヘラが眠っている間におっぱいを飲ませてしまいます。目覚めたヘラは驚いてヘラクレスを突き飛ばし、そのときに飛び散った母乳が「天の川」になりました、というお話。

この物語にちなみ、天の川は英語でMilky Way、ギリシャ語でもミルク(γάλα)に由来したΓαλαξίαςという名前で呼ばれています。

結局ヘラのおっぱいを飲み、ものすごい力を得たヘラクレス。彼の名前は「ヘラの栄光」という意味です。

  • 古代ギリシャ語Ἥρα + κλέοςヘラ + 栄光
    • 古代ギリシャ語Ἡρακλῆςヘラクレス
      • ギリシャ語Ηρακλήςヘラクレス、ヘルクレス座

カニ

なお、現代ギリシャ語で「カニ・蟹」はκαβούρι(カヴーリ)またはκάβουρας(カーヴラス)です。

星座名のκαρκίνοςで動物のカニを表すことはあまりなくて、主に星座名、あるいは英語のcancerと同じく病名として用います。

Καρκίνος - 名詞(男性名詞)

主な意味

  1. かに座、蟹座(星座名)
  2. かに座、蟹座、巨蟹宮(黄道十二宮)

読み方

カルキーノス

ラテン文字(ローマ字)表記

Karkinos

英語訳

  1. Cancer
  2. Cancer

語形変化

固有名詞のため、複数形はありません。

単数
主格Καρκίνος
属格Καρκίνου
対格Καρκίνο
呼格Καρκίνε

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