Βόρειος Στέφανος(ヴォリオス ステーファノス)は「かんむり座、冠座」という意味の男性名詞です。
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Βόρειος Στέφανος - 語源・由来・派生
古代ギリシャ語で「北の冠」の意味。神話では、豊穣とブドウ酒と酩酊の神「ディオニュソス」が妻「アリアドネ」に冠を贈ったお話が語られています。
語順を逆にしてΣτέφανος Βόρειοςと表すこともあります。
- ギリシャ語Βόρειος Στέφανος北の冠→かんむり座
- ラテン語・英語Corona Borealis北の冠→かんむり座
「みなみのかんむり座」と対になる星座です。
北の
「北の」を表すβόρειοςは、ギリシャ神話に登場する風の神たち(アネモイ)4柱のうち、北風の神ボレアースからできた単語です。ラテン語(英語)名の語源も同じ。
- 古代ギリシャ語 Βορέας北、北風、ボレアース(ギリシャ神話の風の神)
- 古代ギリシャ語・ギリシャ語βόρειος北の
- ラテン語boreas北、北風
- ラテン語borealis北の
- ラテン語boreas北、北風
- 古代ギリシャ語・ギリシャ語βόρειος北の
冠
「冠」のστέφανοςは、古代ギリシャ語の動詞στέφω(囲む)からきています。
- 古代ギリシャ語 στέφω囲む、取り囲む
- 古代ギリシャ語・ギリシャ語στέφανος冠(現代はあまり用いない)
- ギリシャ語στεφάνι花冠、花輪
- 古代ギリシャ語στέφω + -μα= στέμμα冠 + 中性名詞化の接尾辞花冠、花輪、家系図
- ギリシャ語στέμμα王冠、(太陽の)コロナ
- 古代ギリシャ語・ギリシャ語στέφανος冠(現代はあまり用いない)
でも、現代ギリシャ語で「冠」を表す際にστέφανοςはあまり使わなくて、上記のστέμμα、あるいは次のκορόναを用います。ラテン語(英語)名の語源もこちらです。
- 古代ギリシャ語 κορώνη海鳥やカラス、弓のように湾曲したもの、冠の一種
- ラテン語corona花冠、花輪、冠、王冠など
- 中世ギリシャ語・ギリシャ語(再借用)κορώνα, κορόνα王冠、クローナ(スウェーデンの通貨)、クローネ(デンマークの通貨)
- 英語corona(太陽の)コロナ、冠状のもの
- ラテン語corona花冠、花輪、冠、王冠など
Βόρειος Στέφανος - 名詞(男性名詞)
主な意味
- かんむり座、冠座
読み方
ヴォリオス ステーファノス
ラテン文字(ローマ字)表記
Voreios Stefanos
英語訳
- Corona Borealis
Βόρειος Στέφανος - 関連項目
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