κρίνο(クリーノ)は「ユリ(百合)」という意味の中性名詞です。κρίνος, κρίνονと綴ることもあります。
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κρίνο - 語源・由来・派生
古代ギリシャ語から
古代ギリシャ語の「ユリ」κρίνονから。当時の植民地の言語から借用された単語です。
現在でもカサレヴサ(文語)ではκρίνονです。κρίνοςと綴ることもあります。
- 古代ギリシャ語:κρίνον|ユリ
- ギリシャ語:κρίνο, κρίνος|ユリ
- ギリシャ語(カサレヴサ):κρίνον|ユリ
ふつうのユリ
古代ギリシア語では、白いユリ(特にマドンナリリー)のことをλείριον、白以外のユリのことをκρίνονと呼びわけていました。
λείριονの語源は、エジプト語(ヒエログリフで記されたとっても古い言語)の「花」です。こちらがラテン語を経て、英語のlilyとなりました。
- エジプト語:花
- コプト語:ϩⲗⲏⲣⲓ|花
- 古代ギリシャ語:λείριον|ユリ
- ギリシャ語:λείριον|ユリ
現代ギリシャ語ではκρίνοとλείριονに色の区別はありません。λείριονは少しかしこまった言い方で、日常的にはκρίνοのほうをよく用います。
κρίνο - 名詞(中性名詞)
主な意味
- ユリ、百合
読み方
クリーノ
ラテン文字(ローマ字)表記
krino, krinos, krinon
英語訳
- lily
語形変化
単数 | 複数 | |
---|---|---|
主格 | κρίνο | κρίνα |
属格 | κρίνου | κρίνων |
対格 | κρίνο | κρίνα |
呼格 | κρίνο | κρίνα |
κρίνο - 関連項目
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